糖尿病セミナー後のQuestion and Answer④

こんばんは〜 

今週は4日の出勤でいいはずなのに、とっても疲れててなかなか気持ちが上がってこない。 とりあえずそんな時もあるので、好きな読書でリフレッシュします! 

そう言えば、前回読んでいた『人に伝えるためにどうすれば良いか?』という類の本を読み終えました。 そして、新しい本を購入。 

”聞いてもらう技術” 著者:小川先生 

結構面白いですね。 僕はいつも、本を読むときにイメージができるかできないか? その場面の趣味レーションや、自分の経験と照らし合わせることができるのかを1つ読むときには重要にしているのですが、この本は、かなりイメージしやすい本となっています。 久しぶりのあたりかもしれないと今内心思っています。笑 



 では、Q&Aの④ですね。 

よろしくお願いいたします。 3年目のPTの先生からです。 

Q.「糖代謝の機序はわかったのですが、インスリン依存性と非依存性の割合はありますか?」 


A.申し訳有りません。不明です。 

 まず、考えるべきは以下の2つだと思います。 

・ブドウ糖の細胞内への取り込みの機序 

・細胞内での糖代謝 

 まず、”ブドウ糖の細胞内への取り込みの機序”についてですが、

グルコースを細胞内へ取り込むにはGLUT(グルコーストランスポーター)が大活躍します。今知られているだけで、GLUTは7種類(GLUT1〜7)あるようです。

GLUT2、4が個人的には重要で、ついで1が重要ですね。

・GLUT2=肝臓や膵臓に多く分布。インスリン非依存性(糖濃度依存性)。GLUT2によって、膵臓β細胞はインスリン分泌を行うし、肝臓は糖新生の促進や停止を行う。

・GLUT4=骨格筋、心臓、脂肪細胞に分布。インスリン依存性(運動するだけでGLUT4は糖分を細胞内へ取り込むという特殊作用がある)。糖尿病患者で大きく機能不全の箇所。



・GLUT1=脳や赤血球に分布。インスリン非依存性(脳は身体で1番重要な器官。GLUT1によって糖分を取り込んでいる)。


まずは上記の3つのGLUTが大きく糖の取り込みに関与しています。ちなみに運動によってその数を増加させることが確認されているのがGLUT4です。ここでも運動療法の行う意味を知ることができます。



そして取り込んだ後には、使わないといけません。でないと、僕たちは動けません。わからないけど多分そのうち死んでしまいます。


そして、解糖系やクエン酸回路、塩基反応という3つの糖代謝機構によってエネルギーを供給しています(ここは省略)。




上記より、比率はわからないけども、僕たちは基礎代謝で考えれば運動よりも基礎代謝やNEATの比率が非常に多いです(基礎代謝60%、NEAT20%)。なので、インスリン依存的な糖取り込みだけでなく、肝臓などで多く分布しているインスリン非依存的なGLUTも重要であると思います(実際に基礎代謝は肝臓が最も多いです)。



今後考える必要がありますね。



では!

リハビリテーション×スペシャリスト

<HPの概要> 理学療法士と作業療法士が、 お互い得意とする分野に関する情報発信を行い、 皆様にとって有益な情報を提供すること <大切にしている言葉> ”広く浅くから、広く深く” <担当> Yusuke:糖尿病×リハビリテーション Masashi:運動器×リハビリテーション

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